育児休業中に投資を始めたい方向けに、おススメの方法をまとめました。
目次
育休中にはじめる投資、3つの選択肢
大きく分けてこの3つが候補にあがってきます。
- 積立NISA
- iDeCo
- 投資信託
個別株や仮想通貨は、初心者のうちから始めると値動きが気になってしまい育児どころではなくなるので、まずはこの3つのどれかをおススメします。
我が家では夫婦ともにつみたてNISAとiDeCo、そして子供のジュニアNISAは満額利用しています。
その上で、各自投資信託を購入しています。
※ジュニアNISAについてはこちらの記事で解説しています。
積立NISA

積立NISAとは、投資をして利益を確定するときに本来納めなければならない税金が免除されて、お得に資産運用ができる制度です。
制度詳細が気になる方は金融庁のサイトを覗いてみてください。
メリット
利益に対して税金がかからないこと
通常は投資で得た利益に対して約20パーセントの税金が引かれます。
10万の利益が出た場合は2万円の税金が引かれるということです。
岸田総理がこの税率を引き上げると発言してから色々話題になっていますね
非課税の制度を使えば10万丸々手元に入ってきます。
このメリットはとても大きいです。
デメリット
売却のタイミングが読みづらいこと
長期で分散投資をする場合は、売却のタイミングなんて気にしなくても大きな利益が出ている可能性が高いです。
ただ、せっかく大事に育ててきたお金、最大のパフォーマンスの時に売却したいですよね、、、
つみたてNISAの非課税期間は投資を始めてから20年と決まっています。
たとえば投資を開始して19年目まではバリバリの上昇トレンドで資産爆増、そろそろ売却しようと思った矢先に○○ショック的な大暴落が起こったとしたら、、、
大きな利益が出ていたら、少々もったいない気持ちになる可能性があります。
iDeCo

iDeCoは、自分で自分の年金を積み立てる制度です。
詳細が気になる方は厚生労働省のサイトを覗いてみてくださいね 。
積立NISAとiDeCoって管轄の省庁違うのね。
メリット
節税をしながら長期の運用ができることと、非課税なこと
iDeCoは積み立てたお金が全額所得控除になります。
課税所得を減らすことができればそれにかかる税金も減らせて、税金を減らしながら自分が長生きすることへのリスクを軽減できるのが大きなメリットの一つです。
育休中は所得控除のメリットはほとんど無いかも知れませんが、復帰したら控除のメリットが出てきます。
デメリット
60歳まで引き出せないこと
例えば子供の学費が予想以上にかかる見通しになり手元にお金が必要!という状況になっても、このお金は引き出すことができません。
このお金は完全に老後にしか使うことができないのです。
ただ、こういった視点で見るとiDeCoのデメリットはメリットになりえます。
医療の発展とともに平均寿命がどんどん伸びていく中、長生き《してしまう》リスクに備える
60歳を前にして死んでしまう確立と、90歳くらいまで《生きてしまう》確立だと、《生きてしまう》確立のほうが高くなってきているのが事実です。
投資信託

つみたてNISAでもiDeCoでも、実際に購入するのは投資信託なので、、、って書いてみるとちょっと複雑に感じるかもしれません。
つみたてNISAとiDeCoは、いわば投資信託をお得に運用するための制度です。
それでも投資資金に余裕がある場合は特定口座で投資信託やETFの購入を検討していくと良いと思います。
メリット
プロに運用を任せることで、素人が個別株に挑戦するよりはるかに上手にお金をふやしてくれる
投資信託とは、名前のとおり【投資のプロに信じて託すこと】です。
育児中、利益が気になって家族との時間が疎かになったら本末転倒です
信頼できる商品にお金を預けて、運用は任せてしまいましょう。
投資先を間違えなければ貯金より数千倍数万倍、お金が増えていくはずです。
デメリット
投資信託の多くは元本割れのリスクがあります。
預けていたお金が目減りしていく様は見ていると中々精神的にキツイ部分もあります。
ただ、全世界的に経済は成長を続けていくと言われていて、長期的に見れば元本割れのリスクは低く、さらに
長期投資をすればするほど、元本割れの可能性は低くなっていきます(統計上)
おススメの商品は【S&P500】や【全世界株(オールカントリー)】と言われる、米国もしくは全世界の市場に幅広く投資する投資信託です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
上記の方法は全て、育児休業中に家族との時間を削ることなく始められる投資の方法です。
それぞれのご家庭にあった方法が見つかれば幸いです。